スマホだけで副業の確定申告をする手順|マイナポータル連携を画面付き解説

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副業 確定申告 スマホ マイナポータル連携のやり方を探しているなら、この記事だけで一連の流れが把握できます。2026年(令和7年分)の確定申告は、マイナンバーカードとスマートフォンがあれば、源泉徴収票や控除証明書のデータを自動で取り込みながら在宅で完結できます。本記事では、会社員や主婦が副業の確定申告をスマホだけで済ませるために必要な事前設定、マイナポータル連携の手順、収入入力から送信までの画面の流れを、初心者がつまずくポイントを押さえて具体的に解説します。なお税務の最終判断は個別の状況で異なるため、必ず税理士など専門家や所轄税務署への確認を推奨します。

副業の確定申告をスマホでやる前に知っておきたい基礎知識

まずは「そもそも自分は申告が必要なのか」「スマホ完結に何が必要か」を整理します。ここを飛ばすと、後の入力でつまずきやすくなります。

副業で確定申告が必要になるライン

会社員(給与所得者)の場合、本業以外の副業所得(収入から必要経費を差し引いた金額)が年間20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です。副業がアフィリエイトやクラウドソーシングなどの場合は「雑所得」または「事業所得」として申告します。逆に、副業が別の会社からの給与(2か所目の給与)である場合は、金額にかかわらず原則として確定申告が必要になります。

  • 副業が雑所得・事業所得:所得20万円超で所得税の確定申告が必要
  • 副業が2か所目の給与:原則として確定申告が必要
  • 副業所得が20万円以下:所得税の申告は不要でも、住民税の申告は別途必要

注意したいのは、いわゆる「20万円ルール」はあくまで所得税の話であり、住民税には20万円以下なら申告不要という特例はない点です。所得税の確定申告をすれば住民税の申告は不要になりますが、確定申告をしない場合はお住まいの市区町村へ住民税の申告が必要になります。いくらから必要かの判断基準は副業の確定申告は20万円以下でも必要?正しい判断基準で詳しく確認できます。

スマホで確定申告するために必要なもの

マイナポータル連携を使ったスマホ申告には、次のものを事前にそろえておく必要があります。

必要なもの 内容・注意点
マイナンバーカード 署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16桁)と利用者証明用パスワード(数字4桁)が必要
読み取り対応スマホ マイナンバーカード読み取り対応のiPhone・Androidが必要。マイナポータルアプリをインストール
源泉徴収票 本業と副業(2か所目給与)の分。連携で自動取得できる場合もあるが手元に用意
副業の収入・経費がわかる資料 取引明細、支払調書、経費のレシート・領収書など
還付金の受取口座 本人名義の銀行口座(還付がある場合)

マイナンバーカードのパスワードは、連続で間違えるとロックがかかり市区町村窓口での再設定が必要になります。申告作業の前に、パスワードを思い出せるか確認しておきましょう。

マイナポータル連携とは?何が自動入力される?

マイナポータル連携とは、確定申告の際にマイナポータル経由で各種データを一括取得し、確定申告書の該当項目へ自動入力できる仕組みです。手入力の手間と転記ミスを大きく減らせます。2026年時点で自動取得できる主なデータは以下の通りです。

  • 給与所得の源泉徴収票(勤務先が対応している場合)
  • 医療費(1年間の医療費通知情報)
  • ふるさと納税などの寄附金控除証明書
  • 生命保険料控除・地震保険料控除の証明書
  • 住宅ローン控除の残高証明書
  • 公的年金等の源泉徴収票・国民年金保険料の控除証明書(ねんきんネット連携時)

副業分の売上や経費そのものは自動では入りませんが、本業の給与や各種控除が自動反映されるため、入力が必要なのは実質「副業の収入・経費」だけになるケースも多く、初心者ほど連携の恩恵が大きいと言えます。

【事前準備】マイナポータル連携の設定を画面の流れで解説

マイナポータル連携は、申告本番の前に一度だけ「事前設定」を済ませておく必要があります。ここが最大の山場なので、時間に余裕のある日にまとめて行いましょう。国税庁の案内に沿った標準的な流れは次の通りです。

ステップ1:マイナポータルアプリで利用者登録

スマホにマイナポータルアプリをインストールし、マイナンバーカードを読み取って利用者登録(ログイン)を行います。読み取り時は、カードの上にスマホを重ねるようにかざすと成功しやすくなります。iPhoneはカード上部、Androidは機種により読み取り位置が異なるため、うまくいかない場合は位置をずらして試しましょう。

ステップ2:「確定申告の事前準備」で取得する証明書を選択

マイナポータルの「確定申告の事前準備」ページを開き、今回の申告で取得したい証明書等(医療費、寄附金、保険料、給与の源泉徴収票など)にチェックを入れます。副業の確定申告で医療費控除も併用したい方は、ここで医療費を選んでおくと後の入力が楽になります。控除の併用手順は副業の経費 何が落ちる?認められる費用一覧と書き方もあわせて確認しておくと安心です。

ステップ3:マイナポータルとe-Tax・各サービスを連携

続いて、マイナポータルとe-Tax(国税電子申告・納税システム)を連携します。証明書の種類によっては、さらに次の連携が必要です。

  • 民間送達サービスとの連携:生命保険料控除などを保険会社から取得する場合
  • ねんきんネットとの連携:国民年金保険料の控除証明書や公的年金の源泉徴収票を取得する場合
  • e-Taxマイページでの登録:給与所得の源泉徴収票情報を取得する場合、情報取得希望の登録が必要

すべての連携を確認し、必要な証明書が「完了」の状態になれば事前準備は終了です。連携がうまく反映されない場合は、時間をおいて再度確認すると取得できることがあります。

ステップ4:連携完了を確認して申告作成へ

証明書等が「完了」表示になったら、マイナポータルの画面から「e-Taxで確定申告をはじめる」を押します。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」へ移動し、いよいよ申告書の作成に進みます。事前準備さえ終われば、ここから先は画面の案内に沿って進めるだけです。

【申告本番】スマホで副業の確定申告書を作成する手順

確定申告書等作成コーナーでの入力は、画面の質問に順番に答えていく方式です。ここでは副業がある会社員を想定した標準的な流れを紹介します。

ステップ1:作成する申告書と提出方法を選ぶ

作成コーナーで「所得税」を選び、提出方法は「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選択します。マイナポータルと連携する旨の案内が出たら、指示に従ってマイナンバーカードを読み取り、データを取り込みます。ここで本業の給与や医療費などが自動入力されます。

ステップ2:収入・所得の種類を選択する

申告する所得の種類を選びます。副業の内容に応じて次のように選択します。

  • 本業の給与:「給与」を選択(源泉徴収票の内容を確認・修正)
  • 副業がアフィリエイト・クラウドソーシング等:「雑(業務・その他)」を選択
  • 副業が2か所目の給与:「給与」で2枚目の源泉徴収票を追加入力

年末調整済みの給与所得者が副業を申告する場合、源泉徴収票の枚数と年末調整の有無を選んでから、画面の指示に沿って金額を入力していきます。副業を掛け持ちしている方は会社員が副業の確定申告を初めてやる手順もあわせて読むと全体像がつかめます。

ステップ3:副業の収入と経費を入力する

雑所得(業務)として申告する場合は、副業の年間収入金額と必要経費を入力します。経費は「収入を得るために直接かかった費用」が対象で、通信費や消耗品費などが該当します。スマホ代や通信費を按分して計上する場合は、按分割合の考え方を在宅副業の家事按分のやり方|計算例つきで確認しておきましょう。収入・経費は取引明細をもとに正確に入力し、根拠となる書類は保管しておきます。

ステップ4:控除の確認・還付口座の入力・送信

マイナポータル連携で取り込んだ医療費控除や寄附金控除の内容を確認し、不足があれば追加します。最後に、還付がある場合は本人名義の受取口座を入力し、内容を最終確認してから送信します。送信にはマイナンバーカードの署名用電子証明書パスワードが必要です。送信後に表示される受信通知は、申告が正しく受理された証拠になるため、スクリーンショットやPDFで保存しておきましょう。

スマホ申告でつまずきやすいポイントと対処法

スマホでの確定申告は便利な反面、初めての年は特定の箇所でつまずきがちです。よくある失敗と対処法を押さえておきましょう。

マイナンバーカードが読み取れないとき

読み取りエラーの多くは、かざす位置とスマホケースが原因です。金属を含む厚いケースは外し、カードとスマホを密着させて数秒静止します。それでも読めない場合は、マイナポータルアプリを再起動する、別の対応スマホを使うといった方法が有効です。パスワードのロックがかかった場合は、市区町村の窓口で再設定が必要になります。

給与情報が連携されない・自動入力されないとき

給与所得の源泉徴収票は、勤務先がe-Taxへデータを提出し、かつ自分がe-Taxマイページで情報取得希望を登録していないと連携されません。連携されない場合は、手元の源泉徴収票を見ながら手入力すれば問題なく申告できます。自動入力はあくまで補助機能と考え、最終的な金額は必ず書類と突き合わせて確認しましょう。

住民税の申告漏れに注意する

所得税の確定申告をe-Taxで済ませれば、そのデータが市区町村へ連携されるため、別途の住民税申告は原則不要です。ただし、副業所得が20万円以下で所得税の申告をしない場合は、住民税の申告が別途必要になります。また、会社に副業を知られたくない場合は、確定申告書の住民税に関する事項で「自分で納付(普通徴収)」を選ぶのが基本です。仕組みと切り替え方は副業が住民税でバレる仕組みと対策|普通徴収への切り替え方で詳しく解説しています。

まとめ:スマホとマイナポータル連携で副業の確定申告はここまで楽になる

副業の確定申告は、マイナンバーカードとスマホ、そしてマイナポータル連携を使えば、在宅で完結できる時代になりました。改めて要点を整理します。

  • 副業所得が20万円超なら所得税の確定申告が必要。20万円以下でも住民税の申告は別途必要
  • スマホ申告にはマイナンバーカード・読み取り対応スマホ・各種パスワードが必須
  • マイナポータル連携は「事前設定」を先に済ませるのが成功のカギ
  • 連携すると本業給与や医療費・寄附金控除が自動入力され、副業分の入力に集中できる
  • 送信後の受信通知は必ず保存し、住民税の申告漏れ・普通徴収の選択にも注意する

初めての年は事前設定に手間取るかもしれませんが、一度設定してしまえば翌年以降はぐっと楽になります。まずはマイナポータルアプリのインストールと利用者登録から始めてみましょう。なお、本記事は一般的な手順の解説であり、個別の税務判断は状況によって異なります。ご自身のケースで迷う点があれば、税理士など専門家や所轄税務署へ確認することを強くおすすめします。

出典・参考:国税庁「マイナポータル連携特設ページ」国税庁「マイナポータルと連携した所得税確定申告手続」

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